【NHKニュース速報3/3 16:19】 ロシアとベラルーシ選手出場一転認めず 北京パラリンピック IPCが決定変更
2日に理事会を開催し、両国選手を中立選手として参加容認を決定していたが、国際スケート連盟など複数の競技団体が両国の選手の除外を発表しており、決定は反発を呼んでいた。
また、複数国のパラリンピック委員会や選手の反発が大きく、選手村の安全確保も難しくなっていることなどを理由に挙げた。
「それぞれの国のパラアスリートは、4日に開幕する大会に参加できなくなる」と説明している。
IPCのアンドリュー・パーソンズ会長は発表で、複数の国のパラリンピック委員会などから多数の連絡が寄せられたと説明。ロシアとベラルーシの選手の参加容認という決断を再考しない場合の影響を指摘する声があり、競技に参加しない考えがあることを告げられたとも明かした。
続けて「アスリートの安全と安心を確保するのは我々にとって最重要」と強調した上で、参加を拒否する決断をした理由をこう説明した。
「私たちは、パラリンピックムーブメントにおけるスポーツの実践として、フェアプレイ精神の普及や暴力の禁止、アスリートの健康リスクの管理、基本的な倫理上の原則が展開されるようにする義務がある。パラリンピックの品位と参加者の安全を護るため、RPCとベラルーシのパラリンピック委員会からのアスリートの参加を拒否する決断をした」
ロシアとベラルーシの選手に対しては「オリンピック休戦協定に違反するあなたたちの政府による決断で影響を受けてしまうことを心苦しく思う。あなたたちは政府の行いの犠牲者だ」と寄り添った。